アラハン目指して

　早いもので八十歳になった。

　定年から二十年が過ぎた。

　ついでに後、二十年位生きて見ようかと欲張りだしたこの頃である。

　定年が近くなった頃、Ｃ型肝炎の宣告を受けた。

　Ｃ型肝炎の治療は結構難しかった頃の話だ。

勤務先の医師は、なぜか『人間やりたい事もやらず食べたい物も食べずに長生きしてもしょうがないですよ』と言った。

若い女性医師に聞いたら『Ｃ型肝炎は治り難く、やがて肝硬変を起こしその後、肝臓がんに進みます』と何気なく答えて私を驚かせた。

インターフェロン治療を験してみようと杏林大学病院に二週間入院して注射の反応を調べた。

退院後、半年間インターフェロン治療を続けたがＣ型肝炎ウイルスはそのまま居座り続けている。

四十代頃から血糖値も高くなり糖尿病ともその頃からずっと付き合っている。

この様な状態でアラハンは望めないかも知れないが少しでも効果が望めるならと色々サプリメントを試している。

一病息災と言うが私の場合は二病なので困る面もある。

肝臓のためには食後安静が望ましいが糖尿にはあまり良く無い様だ。

それに加えて七十代後半から足がしばしば攣る様になった。

　眠っている時や少し無理をした様な時に突然攣り始める。

攣りだすとその痛みは半端ではない。

歩いて鍛えれば次第に良くなりそうだし糖尿にも好影響があると思い歩くが時々反撃にあい足を抱えて苦しがっている。

サプリメントの効果だが薬局で私にそれは効きますかなどと購入時に逆に質問される事がある。

さあどうでしょうねと私は曖昧な返事を返す。

それが効くか効かないかはその人との相性が大きそうだ。

　とに角、疑いながら使ってはダメだと思う。

　金を出して求めたものだ必ず効果が出ると期待して使う事が一番だろう。



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健康を保ちたいすべての人の願いが叶いますように。

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